資料紹介のページです
仮説実験授業研究会 広島仮説サークル・いどの会は立ち上げて50年近く切れ目なく活動を続けてきました。
その間にはサークル例会を中心として、みんなでいろいろな研究を楽しみながらやってきました。
それらの研究から、何本か資料としてまとまったものができています。
いどの会メンバーの方以外にも役立つ資料もあろうかと思いますので、提供できる資料名と簡単な解説を載せています。資料提供のご希望があればメールでファイルをお送りします。
ページの下欄に設けてある「連絡フォーム」からお知らせください。
なお、次の5つの公開レポート
・水底に静止するローソク!- 浮力の原理を考えるための実験
・水底に静止するローソク!- アクリル板を使った応用実験
・ローソクが水底に静止して浮いてこない理由の考察
・水銀と分銅〈浮力はなくなるのか?〉
・コイルの両軸をピカピカにした簡易モーター
については、画像をクリックするか、紹介文末尾にあるURLをクリックすると、レポート全文をダウンロードして読んで頂けます。
(担当:佐伯 俊典)
公開資料
(画像もしくはURLをクリックするとファイルがダウンロードできます)
①水底に静止するローソク!- 浮力の原理を考えるための実験-
”水銀と分銅”の不思議な現象(水銀の中で、水銀より密度が小さい分銅が容器の底に沈んで浮いてこない現象)を、水を使った手軽な実験で再現できないかという思いから生まれた実験です。
水に浮くはずのローソクが水底に静止する現象を確認できます。
5面-アクリボックスやアクリル板と、底を平らにしたローソクがあれば誰でも簡単に実施できます。
「アルキメデスの原理」や「パスカルの原理」を 再考するきっかけになれば幸いです。
「面白いな」「不思議だな」だけに留まらず、この実験結果の科学原理について皆さんも考えてみてください。
https://drive.google.com/file/d/1Fri3SAPQz1BPZxauoVSVsg1dvKDEk4ve/view?usp=sharing
②水底に静止するローソク!- アクリル板を使った応用実験-
この実験は2022年初めから「広島仮説サークル・いどの会」の月例会で議論しオリジナルなアイデアを加えて作り上げたものです。
アクリル板を使ったこの応用実験は2022年6月に開発しました。
アクリル板の下からローソクの底の様子を確認できます。
この実験が子供たちの「正しい自然観」を育む一助となれば幸いです。
https://drive.google.com/file/d/16sJMLYKAaHZU3xyEhXThYrdO55YGG-wx/view?usp=sharing
③ローソクが水底に静止して浮いてこない理由の考察
この資料の内容は、これまでの実験結果をもとに、現時点で「水底のローソクが浮き上がってこない理由」を考察したものです。
まだ検討の余地があると思いますので、ご意見やご質問等があればお寄せください。
https://drive.google.com/file/d/16M58HkH80Ja3QsaHTRsNqIJyWs6odDEg/view?usp=sharing
④水銀と分銅〈浮力はなくなるのか?〉
このレポート「水銀と分銅 -浮力はなくなるのか?-」を書いたのは,2008年に松川利行さんのホームページで「<浮力>は本当に無くなるの?———板倉聖宣氏の功罪」という論文を見つけたのがきっかけ で す 。
「液体の入った容器の底に、物体がピッタリくっつくと、その物体にはたらく浮力はなくなる?なく ならない?」みなさんはどう思いますか。古い自分のレポートを久しぶりに読んで、疑問に思うところもありますが、みなさんの意見を聞きたくて公開します。よろしくお願いします。
⑤コイルの両軸をピカピカにした簡易モーター
エナメル線を5~6回コイル状に巻いただけで、クルクル回る簡易モーター(クリップモーター)を作ることができますので、多くの方に実践されています。これを作るときには片方のエナメルは全部剥がすが、もう片方は半分だけ剥がすというのが普通の作りかたです。ところが、サークルの有森さんは何十年も両方のエナメルを剥がす方法で生徒にモーターを作ってもらい、高い成功率で回るモータが作れるというのです。
有森さん曰く、
「どうも世の中には、両軸をピカピカに磨くとコイルが回らないという常識があるら
しい」ということを、このとき初めて知りました。
このいきさつを書いたレポートです。
ファイル提供可能な資料一覧
(図版をクリックすると拡大表示になります。ファイルを希望される方はご連絡ください。)
〈生物関連〉
①授業プラン〈どこにいる?〉(2018.3.22版)
アケビコノハや擬態(ぎたい)した動物や植物を探してみようという1時間程度で授業できる
プラ ンです。
②〈どこにいる?〉スライド・紙芝居版 (2018.8.19)
上記①のプランをアケビコノハに焦点を当てて、紙芝居やプロジェクター等で投影するスライド資料
として作成したものです。
③ミニ授業プラン〈ダイコンの観察ー科学の目で見るー〉/解説
清水龍郎さんの作られたミニ授業プラン〈ダイコンの観察〉を、植物の形態にこだわって再編集したものです。
「科学的とはどういうことか?」をあらためて考えるきっかけを提供するミニ授業プランです。
出会いの授業でも仮説実験授業をいくつか重ねたあとでも、どちらでも使えます。
授業の時にプロジェクター等で使える資料画像もあります。
④授業プラン〈動物と種〉
地球上にはさまざまな動物がいます。その動物を、子孫を残せるか残せないかという「種」という
概念で仲間分けしていくと、雑多に見える動物の世界がとてもよく見えてきます。
身近かな動物からはじめてさまざまな動物を種で分けてみる授業プランです。
授業の時にプロジェクター等で使える資料画像もあります。
⑤授業プラン〈生物のオスとメス〉
多くの生物にはオスとメスがいて、子孫を残す仕組みを作っています。さまざまな生殖の仕方やその
意義について学ぶ授業プランです。
授業の時にプロジェクター等で使える資料画像もあります。
⑥授業プラン〈メンデルと遺伝〉
「遺伝の法則」のしくみを発見したメンデルの研究を分かりやすく紹介した授業プランです。
エンドウ以外の他の生物ではどんな遺伝の仕組みが見られるでしょうか。
授業の時にプロジェクター等で使える資料画像もあります。
〈イオン関連〉
①イオンテスターの製作過程
イオンが含まれている物質を探したりするときに使える100V40W電球を使う「イオンテスター」の
つくり方を写真で紹介しています。
②イオンテスター注意書き
上記のイオンテスターは交流100Vを直接使っていますので、操作方法によっては感電してしまい
ます。感電を防いで、安全に実験する方法を載せています。
〈物理関連〉
①授業プラン〈瓦がとけた?原爆太陽の出現!〉
広島に落とされた原爆爆発時に爆心地近くでは瓦の表面が融けて冷えて固まるときにはガラス状に
なります。
この現象をもとにして、原爆の威力を推定してみようという授業プランです。
②ミニ授業プラン〈卵はうくか〉
出会いの授業で「科学の授業では予想することが大切。これから1年間よろしくお願いします」と
いう挨拶がわりのミニ授業プランです。
〈社会関連〉
①福島第一原発事故は終わったのか
このレポートは、2015年に広島で「福島原発事故から4 年~核による非人道的被害を問う~」とい
うテーマで小出裕章さん(京都大学原子炉実験所・当時)が講演されたものを書き起こして記録に
したものです。いまだに廃炉への道筋もよく見えない中、原発再稼働の動きがにわかに高まってい
ます。もう一度基本に戻って原発問題を考えてみる資料になれば嬉しいです。
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